
保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けるって、どんな感じ?

同じ保育園に入れるメリットデメリットは?
今回は、そんな疑問を持っている保育士の方に向けて書きました。
私は保育士として働いていて、出産後~現在は、ずっとパートでお仕事をしています。
勤め先の保育園は、自分の子どもを入園させても良いことになっており…
三男は同じ園に入園させましたが、上の双子の時は”私の意思で”同じ所には入れませんでした。
なぜ、上2人は同じ保育園に入園させず、三男だけ同じ保育園にしたのか。
今回はその理由と共に、両方経験したからこそ分かる、保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けて働くメリット・デメリットをお伝えしようと思います。
上2人は別の保育園へ行かせたのに、下の子だけ勤め先と同じ保育園に入れた理由
独身の頃、ベテラン先生に「絶対に同じ保育園に通わせたらダメだよ!」と言われたことがあります。
何でもその先生のお子さんは、思春期に荒れて大変苦労したそう。
その原因は、勤め先と同じ保育園に預けていて、幼い頃に甘えきれなかったから。

子どもにとっては、母だけど先生でもあるから、その切り替えが上手く出来なかったみたい。
同じ失敗をしないようにと、忠告してくれたのでした。
それを聞いていたので、長男二男を預ける時には、別の場所で働いたのですが…
同じクラスには、(ベテラン先生とは別の)職員のお子さんが。
家での様子も聞きましたが、特に我慢している様子もないし、平気そう。

その子の性格によって、必ずしも我慢させてしまうというわけじゃないのかも…?
そんな思いもあり、三男は自分と同じ保育園に入れることにしたのでした。
保育園の中では、直接関わることはありません。
当時も(小学生になった現在も)特に荒れる様子もなく、「子どもの性格によるのかも…?」は確信へと変わったのでした。
保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けて働くメリット
では、私が感じた、自分と同じ保育園に預けるメリットをまずお伝えしますね。
メリット①送迎が楽!
働く上で送迎時間の短縮が出来るのは、私にとって大きなメリットでした。
自宅から職場・保育園まで、それぞれ10~15分程度ですが、
が
に変わるだけで、送迎時間が30分短縮できました!

ただ、別の人に送迎を頼めたり、立地条件によっては、当てはまらない人もいるかもしれませんね。
メリット➁子どもがどう過ごしているのか把握しやすい。
同じ建物にいるので、直接関わらなくても、どう過ごしているのか雰囲気で分かったりします。
- 我が子がどんなお友達と仲が良いのか。
- どんな感じでお友達に接しているのか。
- どんな遊びに夢中なのか。
これらは、親として気になるところ。
それらを感じ取れるのは、一緒の園だからこそだと思いました。
メリット③家での会話も弾む。過ごし方も変わる。
園での様子を(なんとなくですが)把握しているので、保育園に関する会話も、自然としやすかったように思います。
「こういうことしてたね。」と子どもの頑張りを伝えられたり、園でいつもより体力を使うような過ごし方をしていたら、家では少しゆっくりしようと、バランスを考えながら過ごすことも出来ました。
保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けて働くデメリット
メリットがあればデメリットも…
ここからは、自分と同じ保育園に預けて感じたデメリットをお伝えしますね。
デメリット①子どもに我慢をさせるかも…?
お子さんによっては、母に気を遣ってしまうことがあるように思います。
他にも親子で同じ保育園に通園している人を見てきましたが、母の姿が見えると、急に自分を出せなくなる子もいました。
今はまだ見かけていませんが、独身時代に忠告されたように、思春期になって、将来荒れる子が今後出てくることもあるのかもしれません。
三男も、入園直後はなぜか我慢して、涙をこらえながら私の目の前を駆け抜けていったことがありました。
同じ園内で会ったら、ハイタッチくらいしようと思ってたのに…。
その時は、こちらが切なかったですね。

それは始めの2か月間だけでしたが!それ以後は、会っても笑顔でいつもと変わらずでした。
デメリット➁保護者や先生(同僚)との関係が気まずい。
母であるけれど、職員としての立場もあるので、人と接するときには気を遣いました。
保護者との関係で言うと、会話の内容はどこか気を遣うので、純粋なママ友としては付き合えなかったのが正直なところ。
三男のクラスのお母さんたちはとても良い人たちで、”〇〇くんの母”としてフランクに接してくれる人も多かったのですが…
保護者とのプライベートな集まりに参加することも園からNGが出ていたので、余計にそう感じたかもしれません。
先生たち(同僚)との関係も、やっぱり気を遣いました。
普段は同僚として接しているのに、我が子の話題になると、急に母として振る舞わなければいけないので、その切り替えが、なかなか難しかったです。

担任の先生も、やりづらかったでしょうね。
デメリット③行事に出られない可能性もある。
ポジションによっては、先生として参加しなければいけないので、我が子の行事での姿は見れない可能性もありますね。
運動会や発表会などの大きな行事であれば、余計にそうでしょう。
私の勤めている園では、パートの先生は我が子優先で勤務はお休みですが、正職員だと担任を持っていることも多いので、休みをもらうのは難しいです。
我が子を応援したい気持ちを、ちゃんと割り切って行事に集中出来るかどうか…。
働くママ保育士にとって、重要な項目の1つではないでしょうか。
まとめ
今回は、自分の経験から、「自分の子どもを同じ保育園に預けて働くメリット・デメリット」をお伝えしました。
では、最後にもう一度おさらいしておきますね。
保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けて働くメリット
- 送迎が楽。
- 子どもがどう過ごしているのか把握しやすい。
- 家での会話も弾む。過ごし方も変わる。
保育士が自分の子どもを同じ保育園に預けて働くデメリット
- 子どもに我慢をさせるかもしれない。
- 保護者や先生(同僚)との関係が気まずい。
- 行事に出られない可能性もある。
そして最後に。
両方経験してみて思うのは、我が子を自分の勤める保育園に通わせることが、良い悪いときっぱり言い切れるものではないということ。
どちらもそれぞれにメリットデメリットがあります。
私自身も、今のところは、息子たちを見ていても後悔はなく、当時考えられる最良な選択をしたという自負があります。
- これから保育園選びを考える人は、ベストな選択が出来るように。
- すでに一緒の保育園に入れることが決まった人は、心構えの例として。
この記事が参考になれば嬉しいです。

親子にとってのベストが見つかりますように…♡