こんにちは、えっこ( @ecco_chaaaaan )です。
突然ですが、あなたが子育てで大事に思っていることって何ですか?
- 子どもの自主性?
- 親が笑顔でいること?
- たくさんの経験 ?
人によって、大事にしたいことは様々だと思います。
ただ、私は、それよりもっと大事なことがあると感じています。
それは、『否定しない子育て』です。

…当たり前って思いました?
私は、保育に携わってトータルで15年くらい経つのですが、今まで勉強をしたり、たくさんの親子を見てきた結果、否定の多い子育ては子どもの成長に弊害があることがわかりました。
「また○○して!」
「なんで●●しないの?」
こんな言葉を子どもにかけているパパママを見ると、子どもの将来が心配になります。(気持ちはわかるのですがね…)
また、子育て中によく聞く「人格否定はダメ。やったことに対してだけ叱りましょう。」というもの。
この叱り方についても、一度振り返ってみた方が良いかもしれません。
大人同士の人間関係には気を遣うのに、親子となると遠慮がなくなっていませんか?
今日は、なぜ『否定しない子育て』を大事だと思っているのか、否定し続けるとどうなるのか、お話ししていこうと思います。
子育て中のパパママさん、ぜひ参考にしてみて下さい。
なぜ否定しない子育てが大事なのか?
私がなぜ『否定しない子育て』が大事だと思うようになったのか、その理由は3つあります。
子育てする上で、知っておくと役に立つ知識でもあるので、ぜひ読んでみて下さい。
理由①承認欲求が満たされるから
人は、誰しも承認欲求を持っていると言われています。
考えてみてください。
例えば、自分が職場で新人だったら、叱られながら教えてもらいたいと思いますか?
そんなことありませんよね?
出来なくても、一つ一つ丁寧に優しく教えてもらったり、ちょっとでも褒められたほうが、頑張ろうという気持ちになりますよね。
アブラハム・マズローという心理学者は、人間の「5段階の欲求」というものを提唱していて、そのうちの1つに『承認の欲求』があると言っています。
その「承認の欲求」を誰もが持っているということは…
子どもから大人、おじいちゃんおばあちゃんまで、年齢関係なく誰もが認められたいと思っているということ!
そして、人は、やっぱり自分を認めてくれる人を好きになると思うんです。
良い親子関係を築くには、自分がされて嬉しいことをするって、大事なんじゃないかなあと思います。

「自分だったら、どうしてほしいかな?」というフレーズを頭に入れておくと、必要以上にガミガミ言わなくなりますよ!
理由➁言葉には強いパワーがあるから
「言霊(ことだま)」って聞いたことありますか?
良い言葉を発したら良い事が、悪い言葉を発したら悪いことが起こるということですね。
あなたの周りに、こんな人いませんか?
いつも後ろ向きで、

出来ない。最悪。
ツイてない。やだなぁ。
をよく言う人。
こんなことばかり言ってる人って、本当にツイてない人生になっていると思いませんか?
逆に、

私はできる!
ツイているなあ
ラッキー!
いつもそう話す人は、明るくて、元気で、積極的な人が多いと思いませんか?
脳は、言葉が耳から入ることによって、その通りのことを探し出そうとする性質があるそうです。
こう聞くと、言葉って、使う方も受ける方も、とても重要なことがわかりますよね。
これを親子に当てはめてみると、
こんな単純に育っていくわけではないけれど、普段から耳にする言葉はかなり重要だということは、ご理解いただけると思います。

言葉が人を作ると言っても過言ではない。
理由③否定した子育ては子どもが自信を持てなくなるから
今度は、逆に「否定する」子育てをずっと続けたらどうなるか、考えてみましょうか。
否定し続けられた子どもは、どうなると思いますか?
最終的にどんどん自分に自信が持てなくなって、自己肯定感が下がっていくんですよ。
親に関心を持ってもらえなかったり、褒められない子って、始めは、反抗したり、わざと悪いことをして、親の気を惹こうとします。
なぜなら、怒られてでも自分に注目してほしいから。
子どもの心の中は、「心配してくれているから、僕(私は)愛されているんだ」という心理なんです。

愛情を確認したいんですね…健気!
- しかし親にとっては、やってほしくないことばかりするので、ますます怒られる。
- 子どもは親の愛情を確認したいから、また悪いことをしてでも気を惹く。
- すると、再度怒られる。
これが何度も繰り返されて、悪循環のループにハマっていくんですね。
そして、何度も何度も怒られ続けると、子どもは、
そんな子に育てたいと思いますか?全く思いませんよね。
「人格否定はダメだけど、やったことに対してだけ叱りましょう。」も、気を付けた方がいいというのはここの部分。
やっぱり頻度が多いと、子どもの自己肯定感は下がっていくばかりだと思います。
もちろん、子どもは失敗するものだから、時には叱ることも必要でしょう。
でも、伝え方は工夫の余地があるのではないでしょうか。
一度、自分の振る舞い方を見直したいものですね。
ここまで読んで落ち込んでしまった方へ
ここまで読んで、「頭ではわかっているけど、子どもに優しく出来ない…」と思った方へ。
そんな方は、まず、自分のことを否定するのをやめませんか?
あなたは、子育て一生懸命やっていますよー!
じゃなきゃ、こんな記事読まないです。

子どものために頑張りたいと思っているその気持ちだけで、花まる!!
別に完璧に出来なくてもいいんです。
私だって、こんな記事書いておきながら、実際には、つい忘れてしまって、息子たちにどなってしまうこともしばしばあります。
でも、毎日子どものお世話をして、向き合って、こうやって子育ての疑問を勉強して。
親として十分頑張ってるじゃないですか。
- 言葉には強いパワーがあり、自分に返ってくる
- 自分だったらどうしてほしいか?
子どもだけではなく、自分にもねぎらいの言葉をかけてあげましょう!!
自分の出来るときに、出来る範囲で、その都度考えていけばいいのです。
そして、出来るだけ前向きな明るい言葉で、日々生きましょう。
まとめ
子育てにおいて『否定しない』ことは、とても大事ではないでしょうか。
- 理由①承認欲求が満たされるから
- 理由➁言葉には強いパワーがあるから
- 理由③否定した子育ては子どもが自信を持てなくなるから
せっかく生まれてきてくれた可愛い我が子。
きっと、おなかの中にいるときは、「こんな子になってほしい。あんな子になってほしい。」といろんな希望を胸にしていたのではないでしょうか。
子育てはまだまだこれからも続きます。
どうせなら、否定して叱るより、前向きな言葉を伝える楽しい子育てをしてみませんか?